脳の強化書2

脳の強化書2

前回ブログで紹介しました「脳の教科書」の続編を紹介します。
前回は、脳の8つの機能を鍛える方法についてがメインでした。

この本では、自分の本当の欲求を探し、欲求を正しく育成し、それにより
脳の8つの機能を高めていくことが主題です。
そもそも、何で欲求なのか。
欲求が無くなると、途端に元気がなくなるようです。
欲求は女性に多く、男性に足りない傾向があるようです。
これは女性は新しい欲求を求める傾向があるのに比べ、
男性は欲求が満たされないと欲求喪失状態に陥るためだそうです。
欲求は、扱いさえ間違えなければ、脳をイキイキと活性化させ、
機能を高めてくれるものなのです。
欲求を生まれにくくする要因として、脳の習慣化(=脳の自動化)が
あるそうです。
物事を習慣的に行なっていると、脳はなにも考えなくても、その動作を完結する回路を
作ってしまうそうです。
それには習慣を変えることが大切とのこと。

一方、欲求には自分自身でコントロール出来なくなるリスクもあります。
欲求が強ければ強いほど、日常生活を破壊する可能性を秘めています。
代表的な例は、様々な依存症です。
例えば、先に書いた依存症になる過程には、悪い習慣が影響していると思います。
良い習慣に変えることが、依存症防止にも役立つのではないかと思います。

この本では、欲求を脳の区分から3つのカテゴリー(コミュニケーション系、感覚系、感情系)に分類し、それぞれに有効なトレーニングを紹介しています。

感情系欲求トレーニングから一つ例をあげたいと思います。
「大きな木に抱きつく」
木に密着して、その気持ちを想像するのは、瞑想と同じ効果があるそうです。
その心を想像することは、感情系や理解系の脳を刺激し、そして人の感情を理解したいという欲求に
発展していくそうです。
瞑想は、記憶を司る海馬に良い影響を与えることが、学会でも発表されており、記憶力の衰え防止にも
なるようです。

結婚相談室に来られる方は、みなさま「結婚したい」という欲求で一杯かと思います。
その欲求こそが、脳に良い影響を与えていると思います。
まずは「結婚したい」という欲求を無くさずに、結婚したら、今度はお相手の方と共に目指す
幸せの実現に向けた欲求を育成していただければ良いと思います。

お相手の方と出逢うことはゴールかもしれませんが、同時に長い結婚生活のスタートラインに
お相手の方と共に立つことにもなります。

Harmony桃里では
「結婚」を真剣に考えている皆さまに、人生100年「良縁」の出逢いをいただけますよう、
お手伝いさせていただければ幸甚です。

2024年06月07日