恋愛制度、束縛の2500年史
久々の更新になります。
今回は「恋愛制度、束縛の2500年史」鈴木隆美著 という
西洋と日本における恋愛、結婚の変遷に関する本です。
この本は気さくな表現で書かれており、大変読みやすいのですが、幾分、学者の方が
書いた本なので理解するのが難しい本でした。
この本の私の理解した一部、特に日本に関する部分を、ご紹介させていただきます。
恋愛=LOVE=AMOURと大抵の日本人は考えますが、
ヨーロッパにおけるLOVE、AMOURは紀元前から古代ギリシャや
中世のロマン主義等を経験して培われた歴史のある言葉です。
一方、日本における恋愛という言葉は
明治時代に西洋文化を積極的に取り込んだ時に作られた言葉だそうです。
それまでの日本における恋愛に近い言葉は、色、恋、情。
なんとなく時代劇を想像させ、納得できます。
この歴史の違いが、どうも日本人には理解出来ないようです。
反対に日本から西洋に発信した恋愛に関係する文化があります。
日本人は、恋愛において個人の尊重より、いかに自分が相手に気に入られるかえを
気にすることから、いわゆる「キャラ」を作るようになりました。「ぶりっ子」なども同じです。
そして、「キャラ」文化は、アニメに繋がっていくわけです。
現在、日本のアニメは海外にかなり浸透しています。
日本の結婚文化は、江戸時代までは家と家とのつながりであり、そこにいわゆる恋愛という感情は
二の次だったと思われます。それが明治に西洋の自由な恋愛文化が輸入されました。
いつの時代でも、私達は「結婚」は「縁」だと思っています。
こういった文化も海外に広まりつつあるのではないでしょうか。
Harmony桃里では
「結婚」を真剣に考えている皆さまに、人生100年「良縁」の出逢いをいただけますよう、お手伝いさせていただければ幸甚です。
今年も1年ご支援いただきありがとうございました。
来年も「良縁」を求めて活動して参ります。
来年もよろしくお願い申し上げます。