傾聴について
某首相は、ご自身の「聞く力」についてコメントされていますが、「聞く」の字で表記されています。
「聞く」とは、相手から情報を聞くような意味合いです。
トップの方にはとても大切なことだと思います。
それに対して
「聴く」とは、相手の心の声を聴くという意味です。
相手の心の声を聴き、相手の気持ちに共感しながら聴くことを「傾聴」と言います。
近年、この傾聴が注目されているように感じます。関連本も多く出版されています。
カウンセリングでは傾聴は必要不可欠でなものですが、私自身も、話の途中で口を挟んだり、
いわゆる「聞く」になってしまったり、日々反省の毎日です。
傾聴は、主にカウンセリングでのことに思われがちですが、日常の人間関係をスムーズに、
つまり、コミュニケーションを円滑にするためにもとても大切なものになります。
例えば、夫婦関係においてですが、一般的に男性は問題解決型で妻の話を聞くようです。
女性は感情面で話を聴いてもらいたいことが多く、この「聞く」と「聴く」の違いで夫婦関係が
悪くなることもあるようです。
ただし、本来の傾聴はいわゆる「慈悲」の心から成り立つもので、ノウハウを学んだとしても、
形だけで、本当の傾聴には至らないと思います。
相手を思いやる、自分の心をきれいにすることが、本当の傾聴の一歩ではないかと思います。
私自身も本当の傾聴が出来るよう、日々精進してまいります。
結婚を考えている皆さまに、人生100年「結婚」という「良縁」をいただけるよう、お手伝いさせていただければと思います。